アイキャッチはSSDを交換するために外したネジです。ガムテープに外した場所が分かる様にくっつけてあります。
VAIO Zを分解するとたぶん保証がなくなります。そしてたぶん本体が破損(カーボン?でできたツメが折れる)します。それでも良ければ一緒にツメ折ってヘコみましょう。
取り付けたSSDはSanDiskのSD8SN8U-512G-1122です。たまたま運よく手に入りました。初物価格でも2万円以下なので、そのうちもっと安く出回るんじゃないでしょうか。
交換後の感想
ベンチマークの結果は桁違いですが、はっきり言って体感速度はたいして変わりません。
以下、やったことです。
回復ドライブ(リカバリディスク)作成
USB2.0のUSBメモリじゃないと問題が起こるらしいです。容量は8GBで大丈夫でした。
※この回復ドライブを使って交換後のSSDにシステムをリカバリします。
ディスクのフルバックアップ
これは念のためです。作ったバックアップは使いません。EaseUS Todo Backup Freeで作れました。上の回復ドライブからリカバリがもし失敗した場合には使います。
上記、バックアップからの復元について私の環境では失敗に終わりました。くれぐれもバックアップとったからと中身をクリアして他の用途に流用などは、復元できることを確認してからをおすすめします。2016.3.3追記
本体の分解
下記のページを参考に行いました。ポイントはゴム足側に両面テープが残るように剥がすこと。たぶんひたすら端からゆっくりとです。私は小さい方のひとつ失敗しましたが…
ネジ外すだけでぱかっと外れてくれたらいいのですが、なんらかの事情によりツメで固定されててそうはなりません。ここはもう気合いです。どんな音がしようとも進むしかありません。
http://www.call-t.co.jp/blog/mt/archives/entry/016473.html
SSDの交換
分解が終わればもう終わったようなものです。がここで裏ぶたのツメをチェック!
私はやった~ツメおらずにいけた~と思ったのですが、念のためツメを全部触ってみたら2カ所グラグラ……元に戻したあとカラカラ言ったら嫌なんで自らもぎ取りました。
SSDの交換自体は簡単です。ネジ1本外して取り換えて下さい。白いのはたぶん冷却用の熱さまシートです。交換後のSSDにそのまま付けるには大きかったので私は付けませんでした。この熱さまシート、指先でちょっとつまんで取ろうとするとちぎれますのでご注意下さい。
システムのリカバリ
裏ぶたを元に戻してからリカバリ失敗とかなったら目も当てられませんので、分解したままリカバリ作業を行います。
バッテリーを支える裏ぶたがありませんので、念のためディスプレイを下にキーボードを80度くらい立てた状態で作業しました。下にタオル引いてあって、バッテリーにくっついてるのは直接触れないためのサランラップです。
作った回復ドライブのUSBメモリをさして、電源を入れたら勝手にUSBメモリから起動して……すみません、詳細は忘れました。覚えてるのはキーボードレイアウトは「Microsoft IME」を選び、「ドライブを完全にクリーンアップする」を選んだ気がします…
あと、途中英語でTPMがどうのという画面になって、一瞬うわっ駄目かーと思わされたんですが、まったく違ってTPMの設定をクリアする?みたいな内容の様です。私は外したSSDに戻した時に起動しなかったら困るなぁと思って「Reject」を選択しましたが、たぶんWindows 10 Homeなんでどっちでもいい気がします。
あとはひたすらWindowsが起動するのを待つのみです。
裏ぶたを元に戻す
HDMI端子がある方をすぽっと入れて、あとはゆっくりと慎重にパキッパキッと元に戻して下さい。
参考
ツメは裏ぶたの前後にあってすべて写真の様に後ろ向きに引っかかりがありますので、前の方にずらすことを意識して作業したら折らずに済むかもしれません。
左右は写真の様なツメではなく、なんというかもっと頑丈そうな出っ張りですので、あまり神経質にならなくても問題ないです。