ふたたび、300円でKUSANAGI on IDCFクラウド

前回、KUSANAGI Runs on Dockerを使って念願?の300円KUSANAGIができましたが、ベータ版ということもありLet’s Encryptが使えなかったり、ちょっと空き領域が厳しかったりと不満なとこもありました。

別の方法がないか調べ、今回はMondo Rescueを使い再チャレンジしてみました。

まずはIDCFクラウドの適当なリージョンでKUSANAGIの仮想マシンを1台作成してください。おすすめは新しくできた東日本リージョン2のluxです。理由は起動直後の使用領域が他(東日本のnewtonだったかな)で作ったのより1GB近く少なかったためです。

今回の方法だとKUSANAGIのアップデート完了後、5GBだと2GB以上の空き領域がありました。

 

それではMondo RescueでISOイメージを作りましょう。下記を参考にどうぞ。補足のみ、リポジトリはCentOS7系。SELinuxは最初から止まってます。ISOは/mntの下にできます。3.リストア以降は不要です。

Mondo Rescue を使ったバックアップとリカバリ – Qiita

 

2018.5.30追記
mondoarchiveコマンドが途中で失敗するかもしれません。その場合は下記を参考にmindi.confをいじってみてください。
Mondo RescueをつかってのCentOs7のバックアップ

 

ISOできましたでしょうか?私の場合は約1GBくらいのサイズでした。IDCFクラウドのISOで利用するにはhttpでアクセスできるとこにアップロードする必要があります。httpsは不可ですのでご注意ください。

アップロードしたらIDCFクラウドのISO作成で、アップロードしたISOファイルを元に作成してください。OSタイプはCentOS 7.1でいいじゃないでしょうか。

ISOができたら、そのISOを元に仮想マシンを作成します。バックアップからのリカバリですので、SSH Keyは選択しても上の方でKUSANGIの仮想マシンを作る時に選択したものとなります。

仮想マシンが起動したらコンソールアクセスを行います。Mondo Rescueのメニューが表示されますので「Automatically」を選択してください。しばらくすると「You will now be able to re-generate your initrd.」といったメッセージが表示されます。必ず「No」を選択してください。「Yes」を選ぶと仮想マシンが起動しませんので作り直しましょう。

リカバリが終わるとプロンプトが表示されますので reboot エンターで再起動します。

再起動するとSSHで接続可能になります。ファイアーウォール、ポートフォワードを設定してSSH接続してください。

 

見慣れたKUSANAGIのタイトル?が表示されましたでしょうか?

なお、ISOが仮想マシンにアタッチされたままですので、適当なタイミングでデタッチしときましよう。

 

yum –enablerepo=remi,remi-php56 update -y

と、早速アップデートしたくなると思いますが、たぶん途中で下記のエラーで失敗します。

パッケージ python-pkg-resources-19.6.2-1.el7.noarch.rpm は署名されていません

原因は最初に作ったMondo Rescueのリポジトリでした。読み込まなくするか、削除するかしてください。

 

これでいつものKUSANAGIのできあがりです。